福岡商工会議所はこのほど、マイナビが運営する高校生向けの企業学習プログラム「locus(ローカス)」を活用し、市内高校生を対象とした企業見学を開催した。同事業は、近年進学を機に地元を離れる学生が多いことから、地元就職への関心を高めることを目的に実施。市内5カ所の高校の生徒約1800人が事前にAIで適性診断を受け、適性にマッチした企業の中から見学先を選定し、昨年9月から12月までの期間に製造業、IT企業など合計延べ174社を訪問した。
12月8日には、学生20人が正興電機製作所を訪れ、企業紹介やBtoB企業の成り立ちなどの説明を受けた後、社内見学、グループワークや社員との座談会を体験。参加した生徒からは「福岡にもいろいろな会社があることを知った。もっと会社を調べたい」「東京での就職が良いと思っていたが、福岡でも働くことができる実感を持った」などの感想が寄せられた。また、企業担当者は「まだまだ地元にも自分の知らない素晴らしい会社があるということを知ってもらう良い機会になった」と前向きに話した。
詳細は、https://www.fukunet.or.jp/wp-content/uploads/2021/06/20210622_locus.pdfを参照。
最新号を紙面で読める!