横須賀商工会議所(神奈川県)はこのほど、「おもてなしギフトVR展示会㏌横須賀」を開始した。イベントには、同所が中小企業のEC活用支援として運営しているインターネットギフトショップ「おもてなしギフト」に参加する8事業者が出店。VR(バーチャルリアリティー)を活用した時間や空間の制約がない「新しい展示会のカタチ」として、横須賀の名産品を広くアピールする。
「おもてなしギフト」は、同所が全国の商工会議所、ヤフーと連携し2014年に開設したギフト専門ネットショップで、22年1月現在、66商工会議所など227店舗が約1000品を出品。同ショップへの参加事業所に呼び掛けて出店した8事業所は、国産の果実や野菜を使用した手づくりジャム、横須賀らしい歴史への思いが詰まった海軍カレー、三浦半島の海の幸や畑の幸が味わえるおもてなしギフトセットなど店主自慢の31商品を販売している。
展示会場内は360度回転し、展示ブースに並ぶ商品をクリックすると商品説明や動画を閲覧できるほか、ショッピングカートからその場で買い物することも可能。それぞれのブースから、商品のイメージを伝える横須賀港や大楠漁港、津久井浜のいちご農園など横須賀の名所、工場、店舗などの別の場所に移動し、リアルの展示会では実現できないVRならではの空間移動が楽しめる。同所は、コロナ禍で大きく影響を受けている事業者の新たなPR手段として今後の活用幅に期待し、誰でも気軽に体験できるVR展示会を盛り上げていく。
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