松江商工会議所、出雲商工会議所(島根県)、一般社団法人島根城下町食文化研究会は5月20日、仮想空間(メタバース)で買い物を楽しめる「しまね縁結び商店街」をオープンした。商店街には、地元の特産品や商材を販売する35店舗(6月11日現在)が並んでおり、24時間自由に来場・買い物が可能。自身のキャラクターとなるアバターをつくり、手元のパソコンから誰でも気軽に商談やショッピングを楽しむ新しい暮らしを始めることができる。商店街への訪問アバター数は、開設1週間で1500超。多くの来場者がメタバースに構築した日本初の商的交流空間を体験している。
仮想空間の商店街は、展示商談を行う場としてだけでなく、商店街として機能させることにもチャレンジ。常に来訪アバターが集う商流・交流の場の創造と、行政サービス、観光、暮らし相談など実際の商店街が持つ多様な機能を仮想空間上でも発揮できるようにする。
商店街がある仮想空間「GAIA TOWN(ガイアタウン)」に参加するには、ガイアタウンのアプリをパソコンにインストールし、自身のアバターを作成して入場できる。ガイアタウン内には、総合案内やイベントホールを設置。その中の「しまね縁結び商店街」を選択すると、店舗を訪れて商品の説明を聞いて質問したり、ECサイトでのショッピング、随時開催しているセミナーイベントなどに参加することができる。
5月22~26日には、メタバースの周知と来訪者数増を目的としたPRイベントと「しまね縁結び商店街」の物産展を同時に東京で開催。島根県のさまざまな商品を即売するとともに、仮想空間体験コーナーを開設し、アバター作成をその場で体験できるセミナーなども開催した。6月8~10日には、福岡でも同様のイベントを実施。多くの来場者にメタバースを体感してもらい、「しまね縁結び商店街」を広くPRした。
ガイアタウンのインストールは、https://www.gaia-link.net/gaiatownを参照。
最新号を紙面で読める!