日本商工会議所と一般社団法人日本珠算連盟は7月24日、兵庫県神戸市の神戸常盤アリーナで日本商工会議所創立100周年記念「そろばんグランプリジャパン2022」を開催した。そろばん日本一を決める全国大会の開催は3年ぶりで、主管は、近畿ブロック珠算連盟連合会。大会には全国各地から選ばれた308人が参加し、「ジュニア」(小学生以下)、「スクール」(中学・高校生)、「シニア」の3部門に分かれ、日頃の練習の成果を競い合った。
各部門の参加者は、「ジュニア」が125人、「スクール」が127人、「シニア」が56人。総合競技1回戦では、「かけ算」「わり算」「みとり算」「かけ暗算」「わり暗算」「みとり暗算」の6種目で熱い戦いが繰り広げられた。
ジュニア部門では、満点者が13人出たため、日本一決定戦進出を懸けた同点決勝問題に挑戦。12人が決定戦に進出する激戦だった。
日本一決定戦には、ジュニア部門12人のほか、スクール11人、シニア11人が出場。熱戦の結果、ジュニア部門は中條琉偉選手(さいたま市立大谷場小学校)、スクール部門は辻窪凛音選手(早稲田大学系属早稲田実業学校高等部)、シニア部門は金本三夢選手(立命館アジア太平洋大学)が日本一となった。
また、全員参加の勝ち残り方式で開催した「よみあげ算競技」「フラッシュ暗算競技」「よみあげ暗算競技」を開催。よみあげ算は植西亮太選手(山田電器工業株式会社)、フラッシュ暗算は辻窪凛音選手、よみあげ暗算は園田柚子選手(渋谷教育学園渋谷中学校)が、それぞれの競技の日本一に輝いた。
大会終了後のインタビューで、シニア部門日本一の金本選手は、「コロナ禍で久々の大会ということもあって、思いを込めて練習した。その成果を出せてうれしい」と笑顔。今後の目標については、「来春から社会人になる。学生時代とは違ったスタイルになると思うが、第一線で活躍できるよう頑張りたい」と抱負を語った。
大会の詳細は、https://www.shuzan.jp/kyougikai/kekka/2022_sorobangp/を参照。
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