PROFILE
全国各地で地域の未来のために励むYEGメンバーを紹介するコーナー。10月号は石狩YEGの鈴木圭一さん。石狩市でボイラー・食品機械設備の設計施工を行う傍ら、地元の特産品にフォーカスしたカレー(イシカリー)を全国に発信し、石狩市をブランディングする鈴木さんに熱い思いを伺いました。
―缶詰企画販売業を立ち上げられたきっかけを教えてください。
実は石狩は西洋式缶詰工場の日本における発祥地なんです。そのことを発信したいと思い、2020年イシカンを立ち上げました。
―石狩への愛はどこから。
YEGなどの青年団体活動を通じて、地元食材を使ったイシカリーや、その原材料をつくっている石狩で働く第一次産業の方に会ううちに、気が付けば石狩市への愛が爆発していました。
―当初イシカリーの製品化は缶の予定ではなかったそうですね。
はい、よくあるパウチタイプで検討していたのですが、やはり缶詰工場発祥の地という歴史を発信したいと思い、それに合うように味も監修し直し、新しいイシカリーを完成させました。19年にイベントで初めて販売した際には、用意していた600缶があっという間に完売し、すごくうれしかったですね。
―ラインナップも増えてきましたね。
カレーの種類も増えましたし、豚汁や麻婆(マーボー)豆腐など新しい商品もラインナップしています。もちろん豚肉やきのこなど、全ての商品に石狩の特産品を使っています。
―今後の展開をお聞かせください。
まずは缶詰工場を地元につくりたいと思っています。誰でも見学できるようにして、缶詰工場発祥の地ということだけではなく、石狩の歴史や魅力を地元の方をはじめ全国の方にお伝えしたいですね。将来は石狩が缶詰のまちと呼ばれるようになることが目標です。
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