日本・東京商工会議所は10月25日、越境ECに関心のある中小企業向けに取り組む際のポイントなどを体系的に解説したデジタル版サポートブック「越境EC/海外販売の基礎知識」を発行した。サポートブックは全55ページのオールカラーで、日商公式サイトからダウンロードが可能。越境ECを始めるまでの流れから、開店後、実際の取引に必要な基本的な貿易実務などを分かりやすく説明している。
具体的には、基本的な情報として、越境ECのメリット、越境ECで売れ筋の商品、主要地域のEC市場の概況のほか、主要なECモールやECサイトにおける出店方法を説明。さらに、「開店」「集客」「運営」のそれぞれの場面で必要となる言語・翻訳、決済手段・通貨の設定、商品写真の撮り方、プロモーション、SNSやライブコマースの活用、海外への発送、返品などの対応やノウハウについても丁寧に解説している。
そのほか、越境ECで発生する税金、注意すべき各国の規制の解説などとともに、10社の取り組み事例も掲載。利用できる主な支援施策についても紹介している。
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