SY
岐阜県羽島市で樹脂製の自動車部品や水槽などを手掛けるSYはこのほど、藍藻類の一種「スピルリナ」の生産・販売を開始した。専用施設「羽島ラボラトリー」で栽培し、乾燥後粉末にした商品を、〝明日を元気にする藻〟という由来で「アスモ」と名付けた。
スピルリナはタンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をはじめ60種類の栄養素を含み、特にタンパク質は100g中約70g含有していることから、「スーパーフードの王様」と呼ばれている。水や牛乳に混ぜて飲むほか、ヨーグルトやスムージーに混ぜたり、パンやホットケーキなどに混ぜて焼いたりしてもおいしく食べられる。
「アスモの生産は、SDGs2番の目標でもある「飢餓をゼロに」、2030年のタンパク質危機、2050年の食糧危機の諸問題への対応や国内の食料自給の向上につながることから、将来的には農家や自治体と協力して生産規模を拡大し、地方産業の強化から地方創生につなげたい。スピルリナの生産だけでなく、遊休農地などでビニールハウス栽培ができるような仕組みづくりも考えている」と代表取締役社長の北代耕太さんは語る。
お問い合わせ
株式会社SY
所在地 : 岐阜県羽島市福寿町平方9-11(羽島ラボラトリー)
電話 : 058-372-3635
HP : https://3pouyosi.jp/
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