全国各地の商工会議所が、東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で地域の〝自慢の逸品〟を紹介する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、11月8~14日に出展した糸魚川の〝逸品〟を紹介する。
ヒスイの産地として知られる糸魚川市は新潟県の最西端に位置し、日本海の海の幸や山の幸に恵まれたまち。江戸時代には北前船の拠点として栄えた歴史を持つ。糸魚川商工会議所は、こうした豊富な地元食材や県の食ブランドを活用して生み出された商品を紹介した。
コメや野菜、加工品づくりに取り組む農業法人・お米の配達人は、糸魚川で育てたにいがた地鶏「翠鶏(みどり)」の鶏がらスープと県のブランド米「新之助」をセットにした「翠鶏と新之助の炊き込みご飯の素」を出品。じっくり煮込んだ濃厚なスープには鶏肉、ニンジン、ゴボウなどが入っており、コメと一緒に炊飯器で炊くだけで簡単に香り高い炊き込みご飯ができる。同社は新之助の新米や米粉麺、切り餅なども販売した。
古くから地元で親しまれている中華料理店・月徳飯店は、手づくりの食べるラー油「南蛮海老ラー油」を販売。糸魚川市の沖合で取れた新鮮な南蛮エビをオーブンで焼き、フライドガーリックやオニオンと共に自家製ラー油に漬け込んだもので、エビのうまみが凝縮した具だくさんの逸品だ。ご飯に乗せて食べるほか、冷ややっこやギョーザのたれ、炒飯や野菜炒めの隠し味など調味料としても活用できる。
ブースでは、同所の職員や事業者らが試食も提供し、糸魚川の新たな逸品をアピールした。
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