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もらってうれしい大人の手土産 赤紫蘇、求肥、白あんの素敵なハーモニー 「水戸の梅」

水戸の梅 4個510円〜。写真は6個入り777円、個包装タイプは1個140円(すべて税込)

水戸の名物は黄門様と納豆、そして梅。水戸の偕楽園は日本を代表する庭園のひとつで、天保13(1842)年に徳川斉昭(なりあき)が造園。園内約13haの梅林には約3000本の梅が植えられている。春の「水戸の梅まつり」はそれはそれは華やかで、関東屈指の梅の見所になっている。梅は納豆と並ぶ代表的な水戸の名物だ。

「水戸の梅」はその名もずばり、梅の和菓子。白あんを求肥(ぎゅうひ)でくるみ、甘酸っぱい赤紫蘇(しそ)の葉で包んだもので、甘味と酸味がバランスよく交じり合った、印象的な味わいだ。厳選した白いんげんを使用した白生あんに、砂糖や水あめを加えて練り上げる。赤紫蘇は収穫後すぐに塩水に漬け込み、梅酢に3カ月間漬けて寝かせている。最後に蜜をぬって完成だ。明治29(1896)年から製造されているという、伝統が生きた菓子だ。

お茶はもちろん、コーヒーや炭酸水にもよく合う。ある集いで、こってりした肉料理のあと、デザートに「水戸の梅」を出したら白あんの上品さ、赤紫蘇の香りに全員感激。私の株を上げてくれた。

製造元「亀じるし」の創業は嘉永5(1852)年。本店の隣にはお菓子博物館があり、2階から「水戸の梅」の製造工程が見学できる。

Data

社名:亀印製菓株式会社(かめじるしせいか)

所在地:茨城県水戸市見川町2139-5

電話:029-305-2211

HP:https://www.kamejirushi.co.jp/smartphone/

※お菓子博物館はコロナ禍により当面休館

小林しのぶ 千葉県出身。いつも取材で世界中を飛び回っている行動派の旅行ジャーナリスト、フードアナリスト。食べた駅弁の数は5000食を超え、「駅弁の女王」とも呼ばれている。『ニッポン駅弁大全』(文藝春秋)など著書多数。

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