京山城燦彩糸協議会(きょうやましろさんさいしきょうぎかい) (京都府城陽市/城陽商工会議所)
今月は、京都府南部の城陽市でつくられる国産高級金銀糸ブランド「燦彩糸」をご紹介します。
西陣織や金襴(きんらん)の帯などに欠かせない金銀糸は、京都山城地域の地場産業として発達し、かつては良質の和紙に押した金銀の箔(はく)を芯糸に撚(よ)ってつくられていました。現在は主にポリエステルのフィルムに金属をメッキして糸状に切ったり、その糸をさらに芯糸に撚る技術が開発され、量産が可能になったことで、インテリアや服飾分野での需要が広がりました。
城陽商工会議所は、高い強度としなやかさを持つ地場産の金銀糸を「燦彩糸」と名付け、金銀糸の新たな展開を図っていくためにブランドを創設。繁栄の象徴でもある上品な金の輝きを生かし、「幸運を招く」というコンセプトの下、普段使いできる日用品として活用してもらいたいとさまざまな雑貨を提案し、地場産業の活性化につなげています。
お問い合わせ
京山城燦彩糸協議会
TEL : 0774-52-6866
HP : https://sansaishi.kyoto.jp/
※月刊石垣2023年1月号に掲載された記事です。
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