全国各地の商工会議所が、東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で地域の〝自慢の逸品〟を紹介する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、2022年12月13~19日に出展した久慈の〝逸品〟を紹介する。
琥珀(こはく)の産地で、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年)の舞台としても知られる久慈市。久慈商工会議所は、同市を含む北三陸地域の山や海の幸を使った産品を紹介した。
山ウドとウルイの山菜ピクルス「さんピク」(プロダクション未知カンパニー)は、東京から移住・起業し海女としても活躍する女性が企画したもので、天然真昆布のうまみを加えたマイルドな味わい。岩手県の「岩手ぅんめぇ~もん‼グランプリ2021」最優秀賞を受賞している。
久慈市の道の駅にある土産店、岩手久慈っこ本舗は、同店オリジナルキャラクター「くじっこ海女ちゃん」をプリントした南部せんべいを出品。郷土食の南部せんべいにチョコレートを付けて食べる人気商品だ。伝統製法でつくる野田村の塩を使った「塩チョコケーキ」と共に販売した。
また、手削りの朧(おぼろ)昆布を製造する四作商店は、昆布の表面の黒い部分を使った「黒朧昆布」と中心の白い部分を削った「絹朧昆布」を販売。地元では汁物に入れたりおにぎりに巻くなどで食べる。市西部の白樺林の花々から採取した非加熱の蜂蜜(清水商店)や白樺の樹液でつくった「白樺炭酸水しらせ」(クジラテラス)もブースに並び、「あまちゃん」だけではない久慈の魅力を紹介した。
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