全国各地の商工会議所が、東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で、地域の〝自慢の逸品〟を紹介する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、3月14~27日に出展した甲府の〝逸品〟を紹介する。
甲府商工会議所は、同所とやまなしブランドみやげ品協会が2022年12月に開催した「やまなしギフトコンテスト2022」食品部門の受賞商品を中心に出品した。同コンテストは食品と非食品の2部門でその年の〝山梨のお土産ナンバーワン〟を決めるもの。今回、食品部門では合同会社つむぐの「甲斐漬け」が最優秀賞、そのほか4商品が優秀賞を受賞した。
甲斐漬けは、長期発酵させた野沢菜などの古漬けの酸味と過度な塩分を水にさらして抜き、かつおだしやニンニク、複数の調味料を加えて独特の風味に仕上げた旧芦川村に伝わる漬物。食べ頃を過ぎた漬物をおいしく食べる知恵だという。この漬物の製造法をレシピ化して商品化。東京の人気おにぎり専門店でも使われていることなどをアピールした。
また、優秀賞受賞商品のフルーツティー「くだもの和紅茶」(繭玉)や専門店のバウムクーヘン「ふわとろアルラ 穂積のゆず」(バウムアルラ)、清里高原のこだわりの牛乳を使った「八ヶ岳ミルクラングドシャ」(ワイエムカンパニー)、トリュフが香る「山梨の野菜がおいしく食べられる特製トリュフドレッシング」(ヤマフジ)も紹介。同所は「地元の素材を 使ったこだわりの商品ばかり。この機会に新たな土産品として広めたい」と話した。
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