有田商工会議所(佐賀県、深川祐次会頭・香蘭社)は4月29日~5月5日、第119回「有田陶器市」を開催した。コロナ禍で2020、21年は中止、22年は規模を縮小して開催したが、今年は2019年以前と同様の規模のイベントとして完全復活。JR有田駅から上有田駅間の約4キロの道沿いに約420店舗の陶磁器店が多彩な焼き物をそろえ、7日間で約115万人が来場するほどの大盛況だった。
期間中は、食器の使い方や食卓の演出の仕方などを提案する「テーブルコーディネート展」、有田工業高校の生徒が考案した有田焼の文様をあしらったコップでカフェを楽しめる「CAFE DE ARITA」、陶器市で見つけたかわいい器、お気に入りの風景などの写真にコメントを付けてインスタグラムに投稿するフォトコンテスト、コロナ禍により20年度から陶器市の代わりに導入され大好評の「Web有田陶器市」なども同時開催。そのほか、今回新たに企画した有田焼の菓子入れが抽選で当たる「デジタルスタンプラリー」や、地元のテーマパーク「有田ポーセリンパーク」の招聘で毎年行われていたスコットランドの「バグパイプバンド」のパレードが4年ぶりに復活し、まちに活気を取り戻した。
来場者からは、「来年もこの規模で開催してほしい。これからも新しい器との出会いを楽しみにしている」「陶器を見て回るのも楽しく、古いまち並みを見るのも良い」「にぎわいの戻った陶器市にうれしく感無量。お店も増えますます新しくなる有田のまち並みに期待している」などの声が寄せられた。同所は、「来年は120回目を迎える。出品事業者や来場者と一緒に、毎年人気を集める伝統的なイベントで来年もまち全体を盛り上げたい」と意気込む。
詳細は、http://www.arita-toukiichi.or.jp/を参照。
(画像:にぎわう有田陶器市)
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記事提供: 日本商工会議所
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