公益財団法人日本生産性本部はこのほど、「テレワークに関する意識調査」の結果を公表した。実施期間は5月29日~6月6日。20歳以上の雇用者(テレワーカー)、および管理職(課長相当職)各1000人を対象に、インターネットを通じて調査した。
調査結果では、自身のテレワークについてテレワーカー、管理職共に約40%がテレワーク実施により「生活」「健康(身体面・精神面)」に「良い変化があった」(「良くなった」「やや良くなった」の合計)と回答。一方、「悪い変化があった」(「やや悪くなった」「悪くなった」の合計)との回答はいずれも10%程度だった。
自身のテレワークの働き方に満足しているかについては、テレワーカーの82.6%、管理職の78.1%と約8割が「満足」(「満足している」「どちらかと言えば満足している」の合計)と回答。テレワークで働くときの課題として、テレワーカーは「仕事ぶり(プロセス)についての評価の適切さ」(30.7%)、「仕事の成果についての評価の適切さ」(29.4%)、管理職は「孤独感や疎外感の解消策」(46.8%)、「上司・先輩からの十分な指導やアドバイス」(45.3%)、「オーバーワークを回避する制度や仕組み」(43.8%)が「課題だが解決していない」との回答が多い結果となっている。
最新号を紙面で読める!