姫路商工会議所(兵庫県、齋木俊治郎会頭・山陽色素)が事務局を務める産学官連携組織「播磨圏域ものづくりプラットフォーム」と中播磨県民センターは11月13、14日、長い歩行が困難な病院利用者の移動手段として自動走行ロボットの有効性を確認する実証実験を兵庫県立はりま姫路総合医療センター周辺で実施した。実験では、一人乗りの歩行速モビリティ「RakuRo(ラクロ)」(株式会社ZMP)を使用。病院から敷地内の薬局までと、薬局を経由しJR姫路駅へ向かう1.2km区間の2コースで実施し、2日間で41人が乗車した。
乗車後のアンケートでは、乗り心地については83%が「大変満足」「満足」と回答。利用したい場面については「病院(63%)」「日常生活(買い物・通院など)(61%)」、自動走行ロボットの普及に期待することでは「生活が便利になる(71%)」「移動が楽しくなる(56%)」との回答が上位だった。また、個別の感想では「ゆったりした速度で安心」「気軽に利用できるようになればよい」と期待が寄せられる一方、「エレベータに乗る際や一般道の走行には不安」との意見もあった。今後は、アンケートの結果も踏まえ、自動走行ロボットの地域のインフラとしての可能性や、地元企業の関連産業への参入の可能性などを研究していく。
(写真左:自動走行ロボット「ラクロ」、右:医療センター2階のデッキを走行中)
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記事提供: 日本商工会議所
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