一般社団法人日本珠算連盟(日珠連)は11月26日、全国の珠算の高段者人による「二十四代珠算名人位決定戦」(以下「名人戦」)を東京都墨田区で開催した(主管=関東ブロック珠算連盟連合会、後援=東京都、日本商工会議所など)。名人戦は、1976年に初代名人が誕生し、以来、隔年に開催されている珠算界の最高峰を競う競技大会で、競技は、「かけ算」「わり算」「みとり算」「伝票算」など7種目。1回戦の大激戦を勝ち抜いた成績上位者など15人と、前回王者である二十三代名人が2回戦以降の1対11のトーナメント戦で、計算の速さと正確さを競い合った。
決勝戦では、弥谷拓哉さん(そろばん教室USA)が、辻窪凛音さん(早稲田大学系属早稲田実業学校高等部)との対決を制し、二十四代名人に輝いた。弥谷さんは当日の意気込みについて「勝敗より、一つ一つの問題に集中して頑張ろうと思った」と述べ、今後の目標については、「戦いに臨む姿を生徒たちに見てもらうことで、珠算の楽しさなどを伝えていきた」と意欲を語った。
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