内閣府はこのほど、持続可能なまちづくりの実現に向け、地方創生に取り組む地域事業者を支援する自治体と金融機関による先進的な取り組みを表彰する「地方創生SDGs金融表彰」の表彰授与式を開催した。受賞したのは、静岡県富士市と富士商工会議所や地元の金融機関・企業などでつくる「富士市SDGs応援団」による「富士市SDGs共想・共創プラットフォーム」、愛知県豊田市と豊田信用金庫、豊田商工会議所による「『豊田市SDGs認証制度』による地域事業者のSX支援」など4件。これまで2021年度に5件、22年度に5件の取り組みを表彰している。
富士市の取り組みは、誰でもできる「富士市SDGs未来都市行動宣言」やSDGs経営の模範となる市内企業などを対象とした登録制度の創設などSDGs活動を「プロジェクト」として登録する制度を用意したもので、「地域の潜在的な力を引き出すプラットフォーム形成の好事例」と評価された。また、豊田市の取り組みは、SDGsに関連する取り組みが一定基準以上の地域事業者を認証する「豊田市SDGs認証制度」の運用。認証等級に応じてインセンティブを付与する方法や、書面審査を信用金庫が担うなど金融機関の役割が明確である点などが評価された。
授与式や取り組み事例発表の様子は、YouTubeで公開する予定。
詳細は、https://www.chisou.go.jp/tiiki/kankyo/sdgs_financeaward2023.htmlを参照。
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記事提供: 日本商工会議所
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