ASEAN日本人商工会議所連合会(FJCCIA)は、7月17日、インドネシア・ジャカルタでリム・ジョクホイASEAN事務総長との対話を開催した。対話では、FJCCIAの仲野真司議長(バンコク日本人商工会議所会頭)からリム事務総長に、①貿易円滑化、②労務環境・産業人材育成、③適切なデータ管理体制構築――の3点を柱とする提言書をリム事務総長に手交した。
仲野議長は、第4次産業革命を生き抜くため、優れた企業・ビジネスモデルを生み出すようなビジネス環境整備が必須であるとして、今回提示した課題が「良き規制慣行」にのっとって解決されるべきものであること、データや産業人材育成など、分野横断型の取り組みの強化が必要であることを説明した。リム事務総長は、今回の提案がASEANの優先取り組み事項に沿った時宜を得たものであるとした上で、「ASEAN域内に現場を有するFJCCIAの提言を引き続き重視したい」とコメントした。
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