観光庁が1月17日に発表した「訪日外国人消費動向調査」2023年暦年全国調査結果(速報)によると、23年の訪日外国人旅行消費額は5兆2923億円(19年比9・9%増)で過去最高となり、政府目標だった5兆円を初めて上回った。国籍・地域別では、台湾が7786億円で最多。次いで、中国7599億円、韓国7444億円、米国6062億円、香港4795億円、オーストラリア2088億円、タイ1902億円の順で多い結果となった。
訪日外国人(一般客)1人当たりの旅行支出は21万2000円(19年比33・8%増)と推計。国籍・地域別に見ると、スペイン(34万1562円)、オーストラリア(34万604円)、イタリア(33万5691円)、英国33万811円、フランス32万4092円、中国31万9924円、ドイツ30万3971円の7カ国で30万円を超えた。
同じく1人当たりの宿泊費は、英国が最も高く15万62円。次いで、イタリア14万5617円、フランス13万9413円、オーストラリア13万8895円、ドイツ13万8800円、スペイン13万7345円の順で高くなっている。
一方、1人当たりの買い物代は、中国が11万9484円と突出して高く、2位以下もシンガポール7万1768円、香港7万1203円、ベトナム6万8509円、台湾6万5210円、マレーシア6万3879円などアジアの国・地域が上位を占めた。
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