鯖江商工会議所(福井県、加藤団秀会頭・加藤吉平商店)は、能登半島地震で被害を受けた石川県輪島・珠洲・七尾市内のものづくり事業者の商品を展示する「MADEFROM2024能登展」を東京にある福井県のアンテナショップ2店舗「青山・ふくい南青山291」(2月6~8日)と「銀座・ふくい食の國291」(2月13~15日)で開催した。「MADEFROM2024」は、同所が昨年12月1日から1月31日まで開催したバーチャルとリアルを融合させた展示会。拡張と浮揚をテーマに、ローカルラグジュアリーをコンセプトに掲げ、「バーチャルモールJ」には鯖江のほか、石川県、和歌山県から65社が参加した。
同所では、能登半島復興支援プロジェクトとして、同所で開催した「鯖江展」(1月17~24日)の会場内に輪島市と珠洲市、七尾市の事業所15店舗の商品を展示するとともに、「バーチャルモールJ」内に石川県輪島・珠洲・七尾市内の20店舗の商品を紹介する「バーチャルモールNOTO」(1月17日~2月15日)を新たに開設。リアル展示会として開催した「MADEFROM2024能登展」の会場には、「バーチャルモールNOTO」の商品のうち、被災を逃れた在庫商品を中心にモノづくり企業15社43点の製品を展示した。会場では、自身のモバイル端末や最新のARグラスでつくり手や製品の情報を閲覧できる購買体験や、最新のVRゴーグルを用いてモノづくりのリアルな現場を3D空間で散策するVR体験を用意。一部の企業の製品は、展示会場やECサイトから購入支援できるようにした。
同所の加藤会頭はオープニングセレモニーで、「バーチャルモールJに出展している被災地域のお店のほとんどが全壊・半壊の状況だった。『商品の発送に相当の時間がかかるかもしれないが、できるものはなんとか出荷したい』との声をいただき、能登展の開催に至った。これからも皆さんと共に一緒になって能登、北陸、日本を復活させたい」とあいさつ。ECサイトからは大量発注などの商談の話があり、15件の商談につなげ、能登地方の商品を広く発信した。
詳細は、https://madefrom.jp/を参照。
(画像:「MADEFROM2024能登展」オープニングセレモニー(左、中)、「バーチャルモールNOTO」の3D空間)
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記事提供: 日本商工会議所
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