全国各地の商工会議所が東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で地域の〝自慢の逸品〟をアピールする「地域うまいもんマルシェ」。今回は、2月27日から3月4日まで出店した伊丹(兵庫県)の〝逸品〟を紹介する。
伊丹商工会議所は、日本遺産に認定された銘醸地・伊丹の酒をアピールしようと、さまざまな銘柄をそろえて出品した。江戸時代に濁り酒(どぶろく)から清酒(澄み酒)を大量に醸造する技術を開発し〝清酒発祥の地〟とされる伊丹は、当時上質な清酒を江戸へ届け、西宮・灘と共に清酒のスタンダードを築いたことで日本遺産に認定されている。
ブースでは、酒づくりに用いるこうじ米と掛米両方に精白米を使う江戸時代の技法「諸白仕込み」で醸造した「超特撰 白雪 伊丹諸白 本醸造」をはじめ、幕府の官用酒(御免酒)であった伝統を受け継ぐ「御免酒老松特別本醸造 伊丹郷」、1970年の大阪万博開催時に埋設されたタイムカプセルEXPO70に保存されていたこうじ菌を使用した「上撰白雪純米酒クラシック白雪 昭和の酒」などを販売。そのほか、日本酒の醸造技術を取り入れたクラフトビール各種も紹介した。
また、甘じょっぱい味がやみつきになる「ケトルパップコーン」(ポップコーン)やフリーズドライイチゴをチョコレートでコーティングした「苺フリーズドライ苺チョコ」、クラッカーに塗るのがおすすめの「酒粕チーズスプレッド」など地元の人気商品も販売。ケトルパップコーンは日本百貨店しょくひんかんの常設商品にも採用されている。
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