日本商工会議所は5月8~10日の3日間、東京ビッグサイトで開催されたEDIX(教育総合展)東京に「商工会議所検定」の周年事業の一環として初めてブース出展し、産業人材の育成ツールとして商工会議所検定試験のPRを行った。
EDIXは全国の小・中・高・大、専修・専門学校などの教員や関係者などを対象に開催され、今回は321の企業・団体などが出展し、期間中約2万6千人が来場するなど、教育分野で日本最大級の展示会だ。
日商では、ネット試験方式で実施しているリテールマーケティング(販売士)、日商PC、キータッチ2000テスト、日商プログラミング、日商ビジネス英語などの各検定を主に紹介。ブースにはネット試験体験コーナーを設置するとともに、各検定の特徴や活用方法などを紹介するミニセミナーも実施し、初めて商工会議所検定に接する人でも理解しやすいように努めた。また商工会議所検定試験のパンフレットが封入された専用の手提げ袋を来場者に手渡し、積極的にアピールした。
日商ブースに立ち寄った徳島県の教育関係者は「プログラミング教室を運営しており、小中学生向けの教材を探しにきた。生徒のプログラミング能力やスキルレベルを判断するツールとして、日商プログラミング検定の活用を検討したい」と話した。また、神奈川県の教育関係者からは「実際に試験を体験したことで、日商PC検定に興味を持った。ぜひ地元の商工会議所を紹介してほしい」との依頼もあった。日商では、今回の出展を通じて教育関係者から得られた商工会議所検定試験に対する生の声を今後の検定試験の運営に反映していく。
なお、同時開催されたHR EXPO(人事労務・教育・採用展示会)では、東京商工会議所と大阪商工会議所がブース出展し、それぞれ主催する検定試験のPRを行った。
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