上田商工会議所(長野県)と同所内に事務局を置く上田市商店会連合会は共催で、6月29日~7月10日、「お金のいろいろ知識展~新札発行記念事業~」を開催した。本事業は7月3日、20年ぶりに新デザインの紙幣が発行されたことを受け、お金や新札に関するポスターの掲示やパンフレットの配布を行ったもの。上田市商店会連合会が独自に作成した冊子「お金の豆知識Q&A」も配布された。
開催場所は、海野町(うんのまち)会館、上田情報ライブラリー市民サロン、上田商工会議所1階ロビーの3カ所。海野町会館では新札人物の顔出しパネルの展示、上田情報ライブラリー市民サロンではお金・新札人物に関する書籍の展示、上田商工会議所1階ロビーでは模擬1億円の重さ体験と「信州上田と渋沢栄一」についての展示が行われた。同展示の中では、1917年に渋沢栄一が上田市内で講演した際に揮毫(きごう)した「温故知新」の書や来訪時の新聞記事・写真などが飾られた。
また、上田商工会議所では7月末まで、夏休みの自由研究でお金を取り上げたい児童向けに、同所窓口で「現在、発行されているお札・硬貨」「お金の歴史」「記念硬貨」「新札の肖像画の人物」など10個のテーマに関する資料提供を行った。
同所担当者は「20年ぶりの新札発行の機会に、お金への理解と認識を深めることができたのではないか。特に、子どもたちへの金融教育にも役立っている」と話している。
最新号を紙面で読める!