加茂商工会議所(新潟県)が中心となって立ち上げた地域推奨品事業「加茂オリジナル」のお披露目販売会が10月20、21日の2日間、同市内の会場で開催された。「小京都・加茂のタカラモノ」をテーマに、第1次認定品として選ばれた34品目はいずれも「加茂らしさ」が詰まったもの。同所は、生産者の思いと地域の魅力発信のきっかけとして期待している。
「加茂らしさ」というオリジナリティーを大切にした「加茂オリジナル推奨品」プロジェクトを展開する同所。会員事業所のPRと新商品開発の促進を目的とした事業として1年がかりで準備を進め、この10月に本格始動した。
加茂でしか入手できない、加茂でしか味わえない逸品から、サービスや体験なども含めた独自性をアピールしていく計画だ。同所の太田明会頭と諸業部会による審査を経て、23事業所34品目が第1次認定品となった。
加茂の代名詞ともいえる桐タンスメーカーからはモダンなデザインの桐製スピーカー、国産マカロニ発祥の地で生まれたお菓子や、生産量の少ない地酒など、話題性には事欠かない。また、商品だけでなく人力車でのまち巡りなどのサービスも認定されている。
和モダンなブランドロゴは書家、泉田佑子氏によるもので、加茂独自の文化を広く認知してもらうことを目指して、商品やパッケージに合わせて5色から選択できるように配慮した。
11月23、24日には、東京・日本橋の「ブリッジにいがた」にポップアップショップをオープンする。12日の審査会で新たに加わる第2次推奨品も初お目見えし、選りすぐりの「加茂オリジナル推奨品」が並ぶ予定だ。今後はさらに国内外の展開を視野に、加茂のアピールを加速させたい考えだという。
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