農林水産省は８月２日、２０２４年１～６月（上半期）の農林水産物・食品の輸出実績を取りまとめ、公表した。これによると、上半期の農林水産物・食品の輸出額は７０１３億円。23年同期比１.８％減少、金額では１３２億円の減少となった。

中国および香港向けの輸出実績は昨年夏のＡＬＰＳ処理水放出以降、前年同期比で減少傾向にあり、上半期累計では中国（７８４億円）が43.８％減少、香港（１０３２億円）が10.５％減少。一方で、中国および香港以外の国・地域を合計した場合は14.３％増加とプラスになっている。

輸出先については、１位が米国（１１５６億円、前年３位）、２位が香港（１０３２億円、前年同）、３位が中国（７８４億円、前年１位）だった。

輸出額の増加が大きな国・地域は米国、ベトナム、台湾。輸出額の増加が大きな品目は、ソース混合調味料、緑茶、ビール、丸太、植物性油脂、牛肉となった。

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