高知商工会議所(高知県)、安芸商工会議所(同)、須崎商工会議所(同)は2月12日、合同で高知県の名物品開発で誕生した新商品発表会を開催。参加した5社がバイヤーに向けて商品PRを行った。
経営指導員の伴走型支援事業として2018年5月に高知県内の小規模事業者を募集し、地域資源を活用した商品開発を目指して同年7月から実働に移った。アドバイザーは、全国各地で地域振興や地域発のヒット商品育成を支援している日経BP社の渡辺和博氏と、高知県の魅力を届ける商品開発で実績を持つデザイナーで5月に創刊する『こうち食べる通信』の編集長、町田美紀氏が参加。各社全5回の個別相談会を経てブラッシュアップを重ね、完成させた。
開発テーマは「女性が喜ぶもの」。酒盗生まれのうまみ塩「Shutto salt」、海洋深層水を利用して特殊加工した便利食材「ポンパッパ素材食」、四万十産のヒノキを使用した「ひのき枕」、体の悩みを解消する健康茶「有機グァバ茶」、土佐の日本酒「桂月」の5品が出品された。いずれも、働く女性の比率が高い同県の特性を背景に、時短や健康を意識した使いやすさが特徴の商品だ。今後は、販路確保のための販促方法を工夫しながら、首都圏をはじめ全国への流通を目指すという。
最新号を紙面で読める!