日本商工会議所観光専門委員会は9月28~29日、「祭りアイランド九州等視察会」を実施した。祭りアイランド九州は、ラグビーワールドカップの観戦で訪れる国内外の観光客に向けて、2016年4月に発生した熊本地震からの復興と地域の魅力をPRすることを目的に今年初めて開催された。開催地の熊本には、九州・山口9県の37の祭りが集結。2日間で22万人が来場した。
視察会には、日商の三村明夫会頭をはじめ、深山英樹副会頭(広島・会頭)、早川慶治郎観光専門委員会委員長(足利・会頭)ら16人が参加。29日には、三村会頭がユネスコの無形文化遺産に登録されている「博多祇園山笠」で、山笠に乗る「台上がり」を務めた。どの祭りも迫力と熱気があり、九州の結束力を肌で感じた。
28日は、熊本地震で大きな被害を受けた「熊本城」や地域の食文化や歴史・伝統を体験できる観光施設「城彩苑」を視察。復旧に向けて着実に進んでいる工事状況や、震災から3年たった今も当時のまま残る崩落した石垣などを確認し、改めて地震被害の大きさを再認識した。夕方には、九州・山口の食などが集まる物産展「九州・火の国 元気まつり」を視察するとともに、九州・山口の祭りを観覧した。
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