札幌商工会議所(北海道)は7月23~24日に「留学生の企業訪問会」を開催した。同イベントを通して、人手不足や事業の海外展開の必要性から今後さらなる活用が期待されている外国人材の地元企業就職を促進し、札幌市内の企業へ就職を希望する外国人留学生を後押しする。
同イベントは、留学生に実際に職場を訪問し、企業、職種への理解を深めてもらい、企業で働くイメージを明確にしてもらった上で就職してもらうために企画され、2022年から実施されている。これまでに市内の企業27社、留学生約100人が参加している。
当日は飲食業、小売業、食品卸売業などの市内企業を1日に2社見学し、実際に企業で働く外国人スタッフと交流を行った。同イベントに参加した留学生からは「就職先の選択肢が増えた」「選考を考えたい会社に出会えた」と好評であり、参加企業からも「アプローチしたい留学生に出会えた」「次回も参加したい」と留学生と企業の両者から満足度の高い意見が寄せられた。
同所担当者は「昨年度は同イベントから参加企業の就職イベントへの参加や実際に採用につながったケースもあり、少しずつ結果が見えてきている。今後さらに多くの企業、留学生に参加してもらえるよう継続し、企業の外国人材の雇用促進に貢献していきたい」と意気込みを語った。
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