山口鬼瓦店(やまぐちおにがわらてん)
(群馬県藤岡市/藤岡商工会議所)
今月は、鬼瓦の迫力はそのまま、より身近な魔よけとしてつくられた『ミニ鬼面』をご紹介します。
藤岡市における瓦生産の歴史は古く、天平(てんぴょう)時代に上野国分寺の創建時の瓦を焼いたことが始まりとされています。藤岡瓦は、関東ローム層の良質な粘土を使用し、焼成されると鈍く光るいぶし銀色に仕上がることが特徴です。江戸時代に創業した山口鬼瓦店は、大正に入って鬼瓦の製造に特化。先代の4代目喜代蔵さんと5代目の茂さんは、親子二代にわたり鬼瓦師として現代の名工に認定されました。
ミニ鬼面は、昭和40年代に藤岡商工会議所からの発注を受けて制作したことをきっかけに、土産品として販売を始めたものです。近年は瓦屋根の家屋は減りましたが、鬼瓦を要望する声は根強く、ミニ鬼面のほかに鬼瓦をデザインした表札なども展開し、魔よけと家内安全を願いながら、心を込めて制作を続けています。
お問い合わせ
山口鬼瓦店
TEL : 0274-22-0579
HP : https://yamaguchi-onigawara.com
※月刊石垣2026年2月号に掲載された記事です。
