相模原商工会議所(神奈川県)青年部(相模原YEG)は8月6日、子どもたちが地元経済について体験しながら学べるイベント「子どもエコノミックキャラバン」を実施した。同イベントは子どもたちに市内の魅力に触れて地元経済に興味を持ってもらおうと、同所青年部が初めて企画したもの。小学4~6年生40人が参加し、市内企業を見学してグループディスカッションを行った。同所青年部メンバー29人が子どもたちのサポート役として参加した。
子どもたちが見学したのは、組みひもメーカーと飼料メーカーの2社。組みひもメーカーではヘアゴムやシューレース、ブレスレットなどを製造しており、大量に並んだ製紐機(せいちゅうき)の前で説明を受けた。飼料メーカーでは食品廃棄物を発酵処理して飼料を製造しており、その作業風景を吹き抜けとなっている2階部分から見学した。
グループディスカッションでは、グループ別に新事業を考えて発表。子どもたちから楽しく働くためのアイデアが出され、盛り上がった。
同所担当者は、「子ども向けの事業は相模原YEGとしては初めて。事前説明会を開催するなど、保護者・視察先への配慮や取り計らい、担当委員会による入念な準備が実を結んで成功裏に終わることができた。青年部として新しい知見やノウハウを得る機会となり、子どものみならず青年部メンバーも多くの学びを得たことから、来年度以降も継続して実施することを検討している。相模原YEGの新たな名物事業となることを期待している」と話した。
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