長岡市のテラノ精工は、材料や部品、生産工程の進捗(しんちょく)をアナログな方法で管理していたため、業務に無駄な時間が生じていた。それを効率化するため、社長がリーダーシップを執ってデジタル化へ導き「DXセレクション2023」優良事例に選定された。同社のDXへの取り組みは、多くの中堅・中小企業の参考になるはずだ。
受注部品の所在と製造状況を見える化
自動機器・産業機械の「設計サポート」「切削加工」「装置組立」を事業の3本柱とするテラノ精工は受注生産に、二十数年前に導入したソフトを活用して行っていたが、その先の生産工程管理はアナログのままだった。
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