地震や水害といった自然災害時には、地域と連携し迅速に支援に動き、さらに雇用確保や困り事解決など地域が求めるサービスを含めたフットワークの良さから“頼りになる”と評判の地域企業がある。地域に根差す企業ならではの取り組みを追った。
地域資源認定のカニを使った自社ブランドで地域活性化をリード
気仙沼市に拠点を置くカネダイは、船舶石油販売業や水産加工業、廻船問屋業など幅広く事業展開している。2011年の東日本大震災時には県内全ての社屋、工場を失うものの、被災から10日で事業を再開。BtoBからBtoCへビジネスモデルを転換した。地域資源の「まるずわいがに」を使った自社ブランド「かに物語」を立ち上げて、震災復興を牽引(けんいん)し続ける。
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