福井商工会議所(福井県、八木誠一郎会頭・フクビ化学工業)はこのほど、「なぜ高い?福井県の幸福度ランキング」調査報告書を公表した。福井県は民間シンクタンクが発行している「全47都道府県幸福度ランキング」で2014年以降、総合ランキングで1位を継続している。一方、各種県民アンケートによると「幸せの実感は薄い」といった意見が多いことから、同所はWGを設置し幸福度が高い理由を分析した。
WGでは、まず福井県の幸福度を押し上げる統計指標について議論した。「県民所得」「県民寿命」「持ち家比率」など独自の指標を追加し、単純集計では分からない潜在的な要因を探るため「因子分析」の手法を用いて考察。その結果、二つの潜在因子を発見し、それぞれ「家族、地域コミュニティーのつながりの濃さ」「ゆとり生活構造」と命名した。同所では「今回の分析結果を企業レベルに落とし込み、各企業や社員にとっての幸福度や経営に生かすための具体的な手法について考えていきたい」としている。
詳細は、https://www.fcci.or.jp/business_person/data/survey/archives/60を参照。
記事提供: 日本商工会議所
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