伊勢商工会議所(三重県)は2月16日、地域共通ポイント発行とキャッシュレス決済に対応した「伊勢マイル」事業をスタートした。小売り大手イオンが発行する「伊勢志摩WAON(ワオン)カード」と連携。伊勢市内の加盟店で買い物時に同カードを提示すると200円(税抜き)につき伊勢マイル1ポイント(1円)がたまり、たまったポイントは次の買い物に利用できる。WAON(電子マネー)で支払うとWAONポイントもためられる。
同事業は、地域顧客や増加する外国人等観光客の利便性を図るためキャッシュレス化を推進するのが狙いだ。伊勢マイル加盟店は約130店。同所は市から一部補助を受け、地域ポイント発行システムとクレジットカード・電子マネーなどキャッシュレス決済に対応する専用の機器を加盟店に無料で提供した。
利用者が加盟店で伊勢志摩WAONカードを提示して買い物をすると伊勢マイルポイントが付与され、またWAON(電子マネー)で支払うとWAONポイント(200円(税込み)につき1ポイント=1円)も付与される。同所は「地元消費を促して店に新しい顧客をつくり、地域活性化へつなげたい」と期待する。今後は加盟店を増やすほか、地域の観光・スポーツイベントや市の健康事業への参加などについてもポイント付与を検討する。同カードは、同所や一部の伊勢マイル加盟店、伊勢市内のイオングループ各店などで発行している(手数料300円)。
2日には、市内の商店街やイオン伊勢店など5カ所でオープニングイベントを開催。伊勢志摩WAONカードの発行、来場者への伊勢マイルポイントのプレゼントを行った。また、商店街会場では伊勢マイルポイントなどが当たる抽選会も行った。開会セレモニーでは、同所のマスコットキャラクター「伊勢すまいるちゃん」や伊勢市観光協会の「伊勢まいりんくん」らご当地キャラクターも登場し伊勢マイルをアピールした。
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