西原商事ホールディングス(HD)は、傘下に廃棄物収集運搬業の西原商事、中間処理・リサイクル業のビートルエンジニアリング、情報管理サービスシステム開発業のビートルマネージメントの3企業を持ち、九州エリアで事業を展開している。産廃業界に先駆けて回収の仕組みをデジタル化し、「DXセレクション2024 準グランプリ」を受賞した。
廃棄物管理業としてデジタル化に挑戦
西原商事HD常務取締役の成田詩步さんは、紙の帳票で管理していた契約書や伝票などを、自社開発のシステム「bee-net(ビーネット)」に移行させた経緯を次のように話す。 「今でこそDXという言葉がキーワードになっていますが、私たちが『bee-net』を導入したのは、それ以前の2008年です。自社の業務改善という目的がありましたが、お客さま(事業系のゴミを排出する企業など排出事業者)の課題解決や業務改善の役に立ちたいという思いもあり、2年ほどの時間をかけて開発しました。課題解決の先には、このシステムが業界に広がり、新しい収益を生むという狙いもありました」
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