担い手不足や海外との価格競争など原因は数多くあるが、国内の一次産業が衰退していけば、地域経済も疲弊することと同じ意味を持つ。こうした背景に危機感を持ち、農林水産業を積極的に支援して、新たな雇用を生み出すとともに地域活性化に貢献している企業がある。
独自の乾燥機を開発して地域食材の活用や商品化に貢献
1998年に設立した沖友は、親会社である西光エンジニアリングと協力し、世界に先駆けて「マイクロ波減圧乾燥機」の実用化に成功した。これにより食材を無添加で短時間に乾燥することが可能となり、ドライフルーツの商品化を果たしたほか、お茶や果物、野菜などを乾燥・粉砕してさまざまな食品に活用するなど、地域の農産物の特産品化にも貢献している。
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