和歌山県第二の都市・田辺は、熊野古道の中辺路(なかへち)ルートと大辺路(おおへち)ルートの分岐点として古くから交通の要衝だったまち。伝説の豪傑・武蔵坊弁慶の生誕地とされ、世界的博物学者の南方熊楠(みなかたくまぐす)が半生を過ごした場所としても知られている。数々の歴史を織りなしてきた田辺で、大変印象に残る菓子を見つけ、すっかりとりこになった。「鬪雞(とうけい)まんじゅう」という小さい和菓子で、ニワトリを正面から眺めたような、丸っこい三角形をしている。一つずつ紅白の紙に包まれており、白には柚餡(ゆずあん)入り、赤には梅餡入りのまんじゅうが納まっている。
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