観光庁は４月16日、「インバウンド消費動向調査」２０２５年１～３月期の調査結果（１次速報）を公表した。調査結果によると、同期の外国人旅行消費額は２兆２７２０億円で、前年同期より28.４％増加した。国籍・地域別では中国が５４４３億円と消費額全体の24％を占めている。また、１人当たり旅行支出額は22万２千円と推計された。

同調査は、国籍・地域ごとの旅行者の詳細な消費データの収集を目的に４半期ごとに実施しているもので、日本を出国する外国人（乗員や滞在期間１年以上を除く）を対象に全国の主要空海港の国際線出発ロビーなどで聞き取り調査行っている。今回の調査結果によると、25年１～３月期の訪日外国人旅行消費額は２兆２７２０億円（前年同期比28.４％増）と推計された。

国籍・地域別では、中国が５４４３億円（構成比24.０％）と最も大きく、次いで台湾３１６８億円（同13.９％）、韓国２８２４億円（同12.４％）、米国２１８８億円（同９.６％）、香港１５３４億円（同６.８％）の順となっている。

訪日外国人旅行消費額の構成比を費目別に見ると、宿泊費が33.４％と最も多く、次いで買い物代（29.３％）、飲食費（22.５％）の順となり、24年同期と比べ、宿泊費と飲食費の構成比が増加している。

訪日外国人（一般客）１人当たり旅行支出は22万２千円と推計。国籍・地域別に見ると、オーストラリア（36万７千円）が最も高く、次いでフランス（33万８千円）、英国（32万円１千円）の順となっている。

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