苫小牧商工会議所(北海道)に事務局を置く実行委員会は10月23日、「東胆振地産地食フェア・イン・とまこまい」を苫小牧市内のグランドホテルニュー王子で開催した。同イベントは「地産地食」を推進するために始まり、同市観光協会をはじめ北海道胆振総合振興局や北海道日本料理研究会などの協力を得て回を重ね、今年で13回目を数える。
会場は市内23の飲食店や調理団体らが出展して、華やいだ雰囲気を演出。東胆振の農畜海産物を材料とした和洋中料理、スイーツなど自慢のメニュー約70品目が並んだ。特に注力している地元産のホッキ貝やハスカップなど、風味豊かな食材を使用した料理をはじめ、鹿肉を使ったアイヌ民族伝統料理や貝づくし料理も提供。約500人の参加者はバリエーション豊富な豪華メニューを堪能し、協賛商社の提供商品を景品としたお楽しみ抽選会なども行われて盛り上がりを見せた。
生産者は食材のPR、料理人は新たな食生活を提案し、消費者は地域の食材と料理を改めて認識する絶好の機会となった同フェア。同所担当者は「地産地食で地元の味覚をもっと広めたい」と意欲的だ。