高山商工会議所(岐阜県)と高山菓子組合でつくる飛騨高山菓子まつり実行委員会は11月16~17日、飛騨高山まちの体験交流館で「第11回飛騨高山菓子まつり」を開催した。同まつりには、高山市内の菓子店16店が出店。秋の人気菓子「栗よせ」をはじめ、たまりじょうゆを使ったみだらし(みたらし)団子や江戸時代から愛されてきた銘菓で煎(い)ったごまときなこを水あめに練り合わせた「こくせん」などを販売した。
また、飛騨高山高等学校の生徒らによる創作菓子「ほうれん草大福」や地元茶舗のお茶、福井商工会議所による「恐竜グッズ」の販売も実施。会場の広場に設置された「ふれあいステージ」では「高山陣屋太鼓」の演奏などさまざまなステージイベントも行われた。
同まつりは、2009年に高山菓子組合が「飛騨高山ふるさと菓子まつり」として初開催。2年目から同所との共催で毎年行っている。18年は出店者の減少により一度は中止を決定したが、菓子組合の強い要望で会場を同年7月に開設した体験交流館に移して開催、現在まで続いている。
今回は、両日とも天候に恵まれ、会場には市民や国内外の観光客らが2日間で約6500人訪れた。終了時間前に完売した店も相次ぎ、大盛況となった。
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