佐野商工会議所(栃木県)は11月17日、ご当地グルメの「佐野らーめん」「いもフライ」の普及を推進する佐野らーめん会、佐野名物いもフライの会と共に、台風19号による被害を受けた佐野市の復興チャリティーイベントを佐野厄除(よ)け大師で開催した。同市は10月の台風19号により市内を流れる秋山川の堤防が決壊するなど甚大な被害を受けている。同所の調査によれば会員企業も200事業所以上が被害を受け、商工業の被害総額は概算で48億円に上るという。
同イベントは市内外から観光客を呼び込み、地域経済復興に寄与しようと、佐野名物いもフライの会が発案。佐野が前を向くきっかけにもなればと3者が協力して開催する運びとなった。
当日は、佐野らーめんやいもフライをはじめ、「さのまる最中(もなか)」など土産品も割引価格で販売。多くの人が訪れにぎわった。佐野らーめんはさっぱりしたしょうゆ味が特徴、いもフライは蒸したジャガイモを串に刺して揚げ特製ソースをかけて食べるもので、共に地元の人気グルメ。当日販売したものは全て無償で提供され、売上金は全額市に寄付された。
最新号を紙面で読める!