大船渡商工会議所(岩手県、米谷春夫会頭・マイヤ)が事務局を務める千石船「気仙丸」利活用推進協議会は12月24日まで、クラウドファンディング事業「時代と津波を超えた船匠の誇りを守れ!気仙丸保全プロジェクト」を実施している。同プロジェクトは東日本大震災を乗り越えた「自走可能な大型木造和船(千石船)」である気仙丸を次世代へ引き継ぐことが目的。クラウドファンディングの目標金額は300万円だ。
気仙丸は、1992年に現代の船大工によって再現された千石船で、現在は陸上展示されている。しかし、劣化が進行していることや地元船大工の高齢化もあり、千石船の技術が後世に伝わっていないため、今後、再現が難しくなると見込まれていることから、気仙地域、大船渡市民の宝である気仙丸を構成に残そうと実施に至った。
記事提供: 日本商工会議所