大東商工会議所(大阪府)は2019年12月24日、地域の子どもたちを対象としたものづくり体験イベント「大東キッズファクトリー」を大東市内の廃校を活用した施設「アクティブ・スクウェア・大東」で開催した。
同イベントは、18年に開催した同所創立20周年記念行事「二十歳の感謝まつり」で実施した子ども向けのものづくりワークショップが好評だったことから、定期開催を視野に初めて単独開催したもの。子どもたちに市内の企業を知ってもらい、郷土愛と地元産業への理解を深めることを目的に、ダイハツ工業(大阪府池田市)の協力を得て実現した。
同イベントには、同社をはじめ地元企業全19社が出展。子どもたちは、塗装廃油リサイクル企業によるせっけんづくりや工事用安全工具メーカーのロボットアーム操縦、廃材を使ったクリスマスオブジェづくりなどを体験した。ダイハツ工業は、小学生以上を対象に自動車の組み立てや塗装体験を実施した。
会場には保護者も含め358人が来場。体験者数は延べ1844人に上った。来場者アンケートでは回答者の9割が「大変満足」とし、ほぼ全員が「次回も参加したい」と回答した。同所は「地元企業を知る良い機会を提供できたと思う」と話している。次回は8月に開催する予定だ。
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