内閣府はこのほど、2018年度「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」の結果を取りまとめた。調査は、2018年7~8月に大学4年生と大学院2年生を対象に実施。大学4年生7575人、大学院2年生2268人の計9843人から回答を得た。
就職活動の始まりから終わりまでの期間は、「3カ月間程度以内」の回答割合が37・2%で最も高く、採用・選考活動開始時期が8月とされていた2015年度と比較するとより短い期間で就職活動を終えている傾向が見られる。
18年度の就職活動時期が、昨年度と同じ時期(広報活動3月、採用選考活動6月)に設定されたことについては、「先輩の体験など、昨年度の就職活動の情報を参考にすることができた」や「夏の暑い時期に就職活動を行わなくて済んだ」「予定を立てやすく準備・行動ができた」という点で、「そう思う」または「どちらかといえばそう思う」と回答する割合が約6割と高かった。一方、「選考活動を早期に開始する企業があり混乱した」点についても、59%が「そう思う」または「どちらかといえばそう思う」と回答した。
業界や企業に関する分析を開始した時期は、2月以前の回答割合が増加し、より早期に準備を行う傾向が見られる。また、企業説明会やセミナーなどへの参加時期、エントリーシート提出の時期、採用面接の実施時期、内々定を受けた時期のいずれについても、全体的に時期が若干早まっている。
詳細は、https://www5.cao.go.jp/keizai1/gakuseichosa/index.htmlを参照。
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