子どもたちの思い出づくりに
佐原商工会議所女性会は昨年12月19日、今年3月で閉校となる香取市立神南小学校で、子どもたちに向けた「クリスマスイベント」を開催した。同小学校は1875(明治8)年に開校、今年創立145周年を迎えるが、児童数の減少などから4月に市内の小学校と統合される。同女性会は、地域の若い世代を応援する活動の一環として、児童らに思い出をつくり、学校の伝統やふるさとを大切にする心を育くもうと同イベントを開催した。
当日は、児童61人が体育館に集合。同市出身の舞踊家、大河寛十音(おおがかんとね)さん、大河園美(そのみ)さんによる古典舞踊や、地元コーラスグループ「うたごえ千の会」による合唱、バルーンパフォーマー伊藤友則さんによる風船パフォーマンスが行われた。児童らは、「初めて見た日本舞踊に伝統を感じた」「大先輩のおじいちゃん、おばあちゃんが元気に歌を楽しむ姿に感動した」と笑顔で話していた。
また同女性会は、今年2月2日に佐原文化会館で「すくすく育て 子育て支援」と題したステージイベントも実施。今年で9回目の同イベントは幅広い世代の交流を図ろうと始めたもので、日本舞踊やキッズダンス、千葉県警察音楽隊の演奏と子どもたちの歌のコラボレーションなどが行われ、訪れた多くの観客を楽しませた。
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