北海道商工会議所連合会
2020年4月24日、先住民族“アイヌ”の文化復興・創造の拠点である「ウポポイ」(民族共生象徴空間)が、北海道白老(しらおい)町のポロト湖畔にオープンする。 「(おおぜいで)歌うこと」を意味する「ウポポイ」は、日本初となる「国立アイヌ民族博物館」とアイヌ文化体験の場である「国立民族共生公園」、アイヌの方々の「慰霊施設」の三つから成り、アイヌ文化の歴史などに触れる多彩な展示やアイヌの衣食住、舞踊、工芸などの体験プログラムを有している。
開業後半年間は、土日・祝日の営業時間を拡大し、夜間にはプロジェクションマッピングも予定されている。
博物館では、アイヌ民族の口承文芸や歴史、世界観など六つのテーマを展示。音声ガイドは英語、中国語、韓国語など6カ国語に加え、アイヌ語などにも対応し、音声で文化を学ぶことができる。
共生公園では、伝統民家(チセ)を再現し、儀礼の見学や木彫、刺繍(ししゅう)などの製作体験ができるほか、交流ホールにおいては「アイヌ古式舞踊」や民族楽器「ムックリ」の演奏なども間近で見られる。
設置場所の白老町は、08年の北海道洞爺湖サミットで提供されたブランド牛「白老牛」の産地で、毎年6月には白老牛肉まつりを開催。また、虎杖(ごじょう)浜のたらこや毛ガニなど食材も豊富だ。隣町の登別市には「温泉のデパート」と呼ばれる登別温泉や北海道遺産の「登別温泉地獄谷」があるほか、人気のアミューズメント施設「登別伊達時代村」もあり楽しめる。
北海道商工会議所連合会は、全国の商工会議所をはじめ、多くの企業・団体に、「2020年は、『ウポポイ』視察を兼ねた北海道観光を!」と呼び掛けている。
札幌から約1時間 新千歳空港から約40分の好アクセス
◆道内各都市から
新千歳空港
【新千歳空港IC】高速道路利用で約40分
【JR新千歳空港駅】特急列車利用で約40分
札幌
【札幌北IC】高速道路利用で約65分
【JR札幌駅】特急列車利用で約65分
函館
【大沼公園IC】高速道路利用で約2時間50分
【JR函館駅】特急列車利用で約3時間
旭川
【旭川鷹栖IC】高速道路利用で約2時間20分
【JR旭川駅】特急列車利用で約2時間30分
白老町内のアクセス
白老駅 徒歩約10分
白老IC 車で約10分
※上記時間は、目安です。乗り換え時間は含みません。
お問い合わせ
公益財団法人アイヌ民族文化財団
電話:0144-82-3914
Mail:info@ainu-upopoy.jp
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