9社の37銘柄約300本を紹介
甲府商工会議所や山梨県内のワイン生産者らでつくる団体「KOSHU OF JAPAN(KOJ)」は2月2~6日、英国ロンドンで、甲州ワインのPR活動を実施した。KOJは「甲州ワインを世界で認められるワインへ」をコンセプトに2009年に設立、 10年から世界のワイン情報の発信地である英国でPR活動を行っている。
11回目の今回は、県内のワイナリー9社が参加。ロンドンの会員制ワインクラブでワインジャーナリストやソムリエなどワイン業界関係者を招いた試飲イベントを開催したほか、インフルエンサー向けのセミナー、英国のワイン専門誌「decanter(デカンター)」のテイスティングチームによる試飲会、一般消費者向けに、ロンドン市内の人気ワインバー2店舗でグラスワインの無料試飲などのキャンペーンを実施した。また、在英国日本国大使館などを訪れ、英国の経済事情や流通についての情報収集も行った。
今回用意したワインは、日本固有のブドウ品種「甲州」を使ったワインを中心に37銘柄、合計約300本。業界関係者150人が集まった試飲イベントでは、出品者が銘柄や合う料理などを説明し、来場者はメモを取りながらワインの香りや味を確かめていた。甲州ワインは和食に合い、近年は国際的なワインコンクールで受賞するなど世界的に評価が高まっている。KOJは、今回のPR活動により「販売量を増やしたい」と今後の販路拡大に期待を寄せている。
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