加古川市は、兵庫県播磨地方の東側に位置し、東播磨の中核をなす人口約26万人の都市です。一級河川「加古川」の水の恵みを受けて発展してきました。
当市の名物は、戦後間もない頃に考案された「お箸で気軽に食べることができる洋食」というルーツからきている「かつめし」です。洋皿に盛ったご飯の上に、肉を叩いて平らにしたビーフカツをのせ、デミグラスソース系のたれをかけ、さらに茹でキャベツを添えて出来上がるお箸で食べる郷土料理です。今では、市内100店舗以上で食べられる人気の一品です。また、当所が旗振り役を務めたまちおこし団体「うまいでぇ!加古川かつめしの会」が結成されており、B-1グランプリには第7回から出場しています。本年は11月23〜24日の2日間、当市のお隣、明石市で開催されますので、ぜひ「かつめし」を味わっていただきたいと思います。
当所では毎年9月、商工祭「加古川楽市」を実施しており、本年で17回目を迎えました。当事業は当所青年部と共同で行っており、当市最大規模のイベントの一つです。この地ににぎわいを創出し、活気を与え、商売繁盛につなげてほしいとの思いから、地元行政にも応援をお願いして広報誌で市民の皆さまにPRし、多くの方々が来場されております。
また、地元高校生を対象にした「未来の職業を考える高校生のための企業見学会」を、2011(平成23)年度から実施しています。大都市圏への集中が進む中、兵庫県や加古川市の人口も「転出超過」の状況にあり、その中心は若者層の流出です。特に20歳代前半の進学や就職のタイミングで大都市圏に転出していくケースが増え続けていると推測されることから、当事業は、会員の皆さまの協力の下、地元企業の素晴らしさを知ってもらい、将来大学などを卒業する際に、ふるさと加古川の企業を就職先として選択してもらうために実施しているものです。
弊社は、1890(明治23)年に釜谷紙店として創業し、本年で129年目を迎えます。「誠実」「創意」「挑戦」を社是とし、洋紙、段ボール、包装資材、特販の4事業部が、それぞれプロ意識を持った上で、当社ならではの特色を生かし「創造性豊かなサービスをもってお客様に満足をお届けする企業」を目指しております。 今後、地域とともに商工会議所も弊社も未来に向けてはばたきたいと考えております。
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