日本商工会議所の岡村正名誉会頭(株式会社東芝名誉顧問)が顧問を務める「認定NPO法人全国骨髄バンク推進連絡協議会」では、骨髄バンク事業の推進のための支援を呼び掛けている。同協議会は、日本全国で骨髄バンクを推進するため1990年に設立。その後2000年にNPO法人化、10年に認定NPOとなって活動している。
同協議会は、全国で骨髄バンク事業の草の根運動を展開しているボランティア団体などが会員として加盟し、「より良い骨髄バンクを育てる活動」「骨髄バンクを知っていただく活動」「患者さんやドナーを支援する活動」などを積極的に実施している。その活動は、多くの方からの善意の寄付と賛助会員会費などで支えられていることから、同協会では継続的に寄付のお願いと賛助会員の募集活動を行っている。
岡村名誉会頭からのメッセージ
本年2月12日、競泳女子日本代表の池江璃花子さんが「白血病」と診断を受けたことを明らかにしました。池江さんの病状公表にともない闘病を応援する声が広がっており、世代を問わず「白血病」に国民の注目が集まっています。
かつては「不治の病」とされた「白血病」ですが、骨髄移植や分子標的治療薬などの治療により社会復帰できる時代になりました。私の知人は、慢性骨髄性白血病と診断を受けてから、分子標的治療薬の服薬を開始し、これまでと変わらない社会生活を送っております。
しかし、治療には多くの不安がつきまとい、患者の経済的負担が極めて重い現実があります。当協議会では、全国各地で骨髄移植のドナー募集などを進めるほか、患者さんやその家族などへの正しい情報の提供、経済的支援などの支援を行っています。
こうした活動は、皆様の善意のご寄付により行われていますが、協議会の財源は厳しい状況です。今後も安定した活動を行うため、皆様の温かいご支援を心よりお願い申し上げます。
連絡先
〒101-0031 東京都千代田区東神田1-3-4KTビル3階 特定非営利活動法人 全国骨髄バンク推進連絡協議会 TEL:03-5823-6360 ホームページ:https://www.marrow.or.jp/
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