鳥取商工会議所と鳥取市、鳥取市観光コンベンション協会で組織する観光戦略グランドデザイン推進協議会は、まち全体で観光客をもてなそうとホスピタリティー向上を図る目的で、「鳥取市観光大学」を毎年開校している。第14期となる今回は1月9日に開校し、タクシードライバーや旅館など観光産業従事者と一般市民ら24人が入校した。
講座は3月1日まで全9回。市内の自然や観光名所、歴史・文化から観光動向、外国人観光客への接し方まで幅広く学ぶ。講師は専門家や講座修了生が務め、観光名所など現地での学習も行う。終了時に筆記・面接試験(タクシードライバーは実地試験も)を行い、修了生は「観光マイスター」に認定される。
同大学は05年に開設、これまでに452人が観光マイスター資格を取得した。受講生からは、「新しい気付きがあった」「(観光マイスターの)現地ガイドの豊富な知識に感嘆」などと好評だ。開校式では、学長の藤縄匡伸同所会頭が「観光客に鳥取の魅力を伝えるには自身が地元の魅力を理解すること」と激励した。
17年からはマイスター資格取得者を対象としたブラッシュアップ研修も実施。今後は、学習対象エリアの拡大も検討している。
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